BUYING GUIDE

BTOパソコンの選び方

用途・モニター・予算の3条件から必要な構成を逆算し、注文前の最終確認まで進める実践ガイド。

実践ガイド · 最終更新 2026年7月27日

用途・モニター・予算の3つを先に決める

この3条件が決まれば、必要な構成はほぼ自動的に決まります。 最も負荷の高い使い方から、注文画面の最終確認までを7ステップで進めます。構成表を見るのはSTEP 4からで十分です。

PHASE 1条件を決める

STEP 1〜3:用途・目標画質・予算上限

PHASE 2構成に翻訳する

STEP 4〜5:GPU・CPU・メモリ・SSD

PHASE 3候補を絞って注文する

STEP 6〜7:ショップとモデルを選ぶ

PHASE 1 · 条件を決める

STEP 1|いちばん重い使い方を一文にする

「ゲームもするし、たまに動画編集も」ではなく、最も負荷の高い使い方を一つだけ決めます。軽い用途は重い用途に含まれるので、上限を決めれば十分です。

  • フルHDで対戦FPSを144fps出したい
  • WQHDで新作ゲームを遊びながら配信したい
  • 4K動画を編集して書き出したい

STEP 2|画面(モニター)を先に確認する

必要なGPU性能は、遊ぶゲームだけでなく、どの画面に映すかで決まります。今使う、または買い替え後のモニターの解像度とリフレッシュレートを確認してください。

解像度画素数フルHD比の負荷
フルHD(1920×1080)約207万1.0倍
WQHD(2560×1440)約369万約1.8倍
4K(3840×2160)約829万約4.0倍

STEP 3|本体価格ではなく総額で上限を決める

カスタマイズを積み上げると、初期構成から数万円単位で変わります。本体だけでなく、OS、Office、モニター、周辺機器、送料、延長保証、追加SSD・メモリまで含めた支払い上限を先に決めます。

条件を指定して比較する

PHASE 2 · 構成に翻訳する

STEP 4|目標からGPUのクラスを引く

STEP 2で決めた解像度とフレームレートに対して、必要なGPUクラスを決めます。下表の完成品価格は、メモリ32GB・SSD 1TB・現行世代CPUを想定した税込総額の目安です。購入前は必ず公式商品ページの構成・価格を確認してください。

目標GPUクラスGPU例完成品の目安比較
フルHD / 60fps・軽〜中量級エントリーRTX 5050、RTX 5060約17〜22万円候補を見る
フルHD / 144fps・最新作を高設定ミドルRTX 5060 Ti 16GB、RX 9070約22〜28万円候補を見る
WQHD / 100fps前後ミドルハイRTX 5070、RX 9070 XT約25〜32万円候補を見る
WQHD / 高fps・4K入口ハイRTX 5070 Ti約33〜42万円候補を見る
4K / 高〜最高設定ハイエンドRTX 5080約40〜55万円候補を見る
4K最高設定・AI・3D用途フラッグシップRTX 5090約90万円〜候補を見る
  • RTX 5060 Tiは8GB版と16GB版があります。重量級タイトルまで考えるなら、VRAM容量も構成表で確認してください。
  • 価格は日々変動します。目安を出発点にして、現在掲載中の公式価格とセール価格を比較してください。

STEP 5|CPU・メモリ・SSDを足を引っ張らない水準に揃える

GPUが決まれば、残りは釣り合わせます。GPUに対してCPUが低すぎるとフレームレートが頭打ちになり、CPUだけ高性能にしてもゲーム性能は伸びません。

GPU推奨CPUクラスの目安見るポイント
RTX 5050 / 5060Core i5-14400F / Ryzen 5 7500FフルHDの基本構成
RTX 5060 TiCore i5上位 / Ryzen 5 9600Xバランス重視
RTX 5070 / RX 9070 XTCore i7 / Ryzen 7 9700XWQHDではCPUも効く
RTX 5070 TiCore i7上位 / Ryzen 7 9800X3Dゲーム特化ならX3D系も候補
RTX 5080以上Core Ultra 7〜9 / Ryzen 7 9800X3D以上電源・冷却もセットで確認

メモリ

ゲーム中心は32GBを基準に、ゲームと配信は32GB、動画編集・3DCGは32〜64GBを検討します。総容量だけでなく、枚数・規格・空きスロットを確認します。

ストレージ

ゲーム数本と普段使いなら1TBが実用下限です。多数のゲームなら2TB、動画素材を扱うならシステム用と追加ドライブを分けます。M.2 NVMeと増設余地を確認します。

用途別の補足

ゲーム特化ではGPUとの釣り合い、編集・3DCGではコア数とメモリ、ゲームと配信の同時実行ではCPUの余力を優先します。

32GB・1TBの構成を比較する

PHASE 3 · 候補を絞って注文する

STEP 6|スペック表に出ない差で絞り込む

同じCPU・GPUでも、電源、冷却、ケース、保証、納期で購入後の満足度は変わります。特に電源は交換しにくいため、容量と80PLUS認証を確認します。

電源ユニット

RTX 5060 Tiまでなら550〜650W、RTX 5070なら650〜750W、RTX 5070 Tiなら750〜850W、RTX 5080なら850〜1000Wが目安です。将来換装も考えるなら余力を確保します。

冷却・ケース

ミドルレンジCPUなら大型空冷で足りることがあります。高負荷用途ではクーラー、ケースファン、吸排気、設置寸法、端子を確認します。

保証・納期

保証年数だけでなく、修理時の送料、初期不良対応、電話サポート、即納か受注生産かを見ます。

よくある失敗5パターン

  1. GPUに全振りしてCPUが不足する:上位GPUだけを優先すると、フレームレートが頭打ちになることがあります。
  2. モニターを見落とす:フルHD・60Hzのままでは、上位構成の性能を画面に出し切れない場合があります。
  3. 電源を最小構成にする:次のGPU換装時に電源交換が必要になることがあります。
  4. メモリを削りすぎる:同時作業や将来の増設まで考え、必要量とスロット数を見ます。
  5. ケース寸法を確認しない:設置場所と、背面配線の余白まで測ってから選びます。

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